勝間和代さんのライフハックの集大成

これは勝間和代さんがいつもYouTubeで話していることのまとめですね。

だからいつも勝間さんの動画を観ている人は読まなくてもいい……かというと、そうでもありません。

動画だと観るのに時間がかかりますし、活字だと知りたいジャンルのページにすぐ飛べるメリットがあります。

『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る!勝間式ネオ・ライフハック100』は、時間管理やインプット・アウトプット、思考法、人間関係、片付けなど、ジャンル別に勝間さんのライフハックを整理してあります。

ライフハックの内容は勝間さんが『ファクトフルネス』や『運のいい人の法則』など海外の書籍を読んで考えたものもあるので、この一冊に海外の本の内容が凝縮されている一面もあり、その意味ではお得な一冊となっています。

以下、興味をひかれた個所をいくつかご紹介します。

たくさんの人と会ってチャンスをつかむ

この本の5章のライフハック54番目「運をよくする4つの法則を知る」は、リチャード・ワイズマン博士の『運のいい人の法則』を勝間さん流に味付けした内容になっています。

運をよくするにはチャンスを最大限に広げる必要がありますが、そのためにはたくさんの人と会うことが大事です。

運は結局人間関係の縁で決まることが多いからです。

レジに並んでいる前後の人や、新幹線で隣り合わせた人など、人と交流する癖がある人ほど新しい情報や知識を得やすく、成功しやすくなるので、この本では多くの人に話しかけるのをすすめています。

幸運を期待してアンテナを常に張ること、不幸のなかから次の幸福の種を探すことなどもワイズマン博士があげている運をよくする条件ですが、幸福感を高めるには幸福学のノウハウも利用できます。

この本では幸福学の本として『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』を紹介しています。

本は全部読もうとしない

ライフハック28番目は「本をたくさん読むための3つのコツ」です。

ここで勝間さんは「読書の最大の敵は完璧主義」と書いています。

完璧主義の人は買った本は一行一行すべてを吸収しようとしますが、実はこれが一番時間の無駄になります。

最初から順に読む必要もなく、気になる章から読めばいいのです。

小説ならこうはいきませんが、新書や学術書などはこうしたほうがたくさん読めます。

私もkindle unlimitedを使っていて、いつもこの読み方をしています。つまらない本に当たってしまったらすぐ読むのをやめますし、そんな本にかける時間があるならもっと面白い本を探して読むほうがはるかに生産的です。

低額でたくさんの本をお試しできるところに、kindle unlimitedなどのサブスクの魅力があると思います。

なお、Amazonではaudibleも利用できますが、勝間さんはkindleで本を買って散歩しながらAndroid端末に読みあげさせていると書いています。2~3倍速にすれば、ぶ厚い翻訳書でも3日くらいで聞けるのだそうです。

どうしても活字が苦手なら、この方法で「読書」すればいいのではないでしょうか。

家事は仕事よりも大事

勝間さんをあまり知らない人は、なんとなく彼女に「お金と仕事術の話ばかりしている人」といったイメージを持っているかもしれません。

ですがこの本のライフハック75番目では、「仕事より家事に力を入れる」ことを強調しています。

正直、ここは私も意外に感じました。でも読みすすめると、勝間さんがこう書いている意味がよく理解できます。

給料が上がったり昇進することは確かに大事です。でもそれよりも、部屋がいつもきれいに片付いていて、着るものがいつも洗濯されていて、おいしいごはんや飲み物をつくれるほうが幸せに直結するのです。

それに、散らかった部屋で適当なものを食べていると疲れが取れず、仕事のモチベーションもあがりません。「家事は仕事よりも下」という認識を改めないと、結局仕事もうまくいかないのです。

この本の7章は料理と片付けのライフハックが収められていますが、「手軽に買い直せるものは躊躇なく捨てる」など、すぐにでも実行できそうなノウハウが満載です。

そもそも散らからない仕組みをつくる方法もあるので、片付けが面倒な方は読んでみるといいのではないでしょうか。

合理的に試行回数を稼ぐ

成功者はとにかく数多くのチャレンジをしている、と勝間さんは動画でも話しています。

どの分野であれ成功するには試行回数を稼ぐ必要がある、ということはこの本でも何でも出てくるメッセージです。

ライフハック69番目は「知り合う人の分母を大きくする」ですが、これは良好な人間関係を気付くためのノウハウです。

ライフハック54番目も「たくさんの人と会って運をつかむ」でしたし、やはり何事も数をこなすことでブレイクスルーが見えてきます。

とはいっても、これは根性論を説く本ではありません。あくまで合理的に試行回数を増やすことを勧めているのです。

本は全部読まないことで読む冊数を増やせますし、ダイエット仲間を作るのも運動時間を合理的に増やすためのライフハックです。

勝間和代『「有名人になる」ということ』紹介と感想

勝間さんはこの本でも、成功者はとにかくじゃんけんをくり返している、と説いています。

『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る!勝間式ネオ・ライフハック100』は、合理的にじゃんけんの回数を増やす方法、という捉え方もできます。

この本のノウハウのいくつかでも吸収できれば、より多くの挑戦ができ、日々の生活も充実してくるのではないでしょうか。


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