Kindle Unlimitedでは数多くの自己啓発書が読めます。自己啓発といっても幅広いですが、ここでは古典や宗教書・精神論を説く類の本は除き、なるべく科学的根拠があり合理的な視点から書かれているものを選んでみました。どの本も人生を向上させたり、日々を充実させるうえで役立つ内容ですので、気になる本があったらぜひ手にとってみてほしいと思います。
Kindle Unlimitedへの登録はこちらからできます。(初月無料)
Contents
神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り
成功するためには自己評価を上げることが一番重要、と説いている本です。自己評価が低いと何か成し遂げたい夢や目標があっても、夢をかなえるための情報にアクセスできないため、成功が難しくなります。自己評価が低いと、目標達成のための情報が心理的盲点(スコトーマ)になるので、まずはここを攻略する必要があるのです。
この本は科学的に自己評価を上げるためのノウハウをたくさん紹介しています。その方法のひとつとして、この本の4章では「未来体験」を紹介しています。未来体験とはたとえば、将来住みたいと思っている家を内見しに行くことです。ここで今の家に強烈な違和感を感じ始め、自己評価が変わっていくのです。自己評価と現実にギャップがあると、人はそこを埋めるために行動し、これが成功につながっていくのです。まず内面から自分を変えたい方に読んで欲しい一冊です。
超訳 人を動かす
カーネギーが人間関係の極意を記した古典が読みやすい翻訳で登場です。この本の核になるのは、人は誰もが「自己重要感」を持っている、ということです。重要な人物でありたいという人の根源的な欲求を理解している者が、人間関係を制します。人とうまくかかわりたいなら、人を決して軽んじてはいけないのです。
このことを示す実例として、この本ではリンカーンのエピソードをあげています。若き日のリンカーンは、手紙でライバルを中傷する問題人物でした。その結果、怒った相手と決闘寸前まで至っているのです。反省したリンカーンは寛容になり、人間関係の達人に生まれ変わりました。「人間の持つ性情のうちで 最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持である」というウィリアム・ジェームズの言葉を証明するようなエピソードです。
うまくいっている人の考え方
この本は「自尊心を高めること」に力点が置かれています。自尊心は職業選択や成功・人間関係・心の平和など、人生のあらゆる局面に影響を与えます。だからこそ、自尊心を高める考え方を身につけることが大切なのです。
この本を読めば、自尊心を育てるにはどうすればいいのかを理解することができます。まず大事なことは、自分で自分を傷つけないことです。具体的には人の評価を気にせず、嫌なことを言う人からは距離を置き、たとえ意地悪なことを考えても自分を責めないことなどが説かれています。他人を大切にするのは大事ですが、それは心に余裕がなければできません。心に余裕を持ち、軽やかに生きていくための心構えを、この一冊で学べます。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
初期仏教の教えを現実生活に応用し、軽やかな心で生きていくノウハウを説く本です。内容はかなり実践的で、仏教の本ですが説教くさいところもなく、多くの人にとって受け入れやすい内容になっています。
この本では反応こそが悩みの正体ととらえ、なるべく無駄な反応をなくすことをめざしています。そのために心の状態を正しく把握したり、身体の反応に意識を向けることなどが説かれています。現代社会は情報があふれ、反応する材料が多すぎるので、まず反応している自分に気づくことが反応から抜けだる第一歩になります。無駄な反応を減らせばストレスも減り、軽やかな心で毎日を過ごせるようになります。
地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 自分と向き合う物語
これは成功したい、有名になりたいといった願望を持つ方にまず読んでもらいたい一冊です。劇場の支配人が悩める5人の男女と対話しつつ、相手の本音を探っていく内容ですが、その過程で支配人は「あなたの本当の願望はなんなのか」という問いを鋭く突きつけてくるからです。
成功したいと願うのが悪いわけではありません。ですが人は往々にして世間から植えつけられた価値観を自分自身のものと誤解し、「偽物の夢」を追いかけてしまうことがあります。自分自身を見失わないためには、本音を深く掘り下げ、自分の本当の願いと向き合う必要があります。この本はその手助けをしてくれます。自分の本音が理解できれば、そもそも成功する必要自体なくなってしまうかもしれません。人は今ここで幸せになることもできるのです。
諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない
これは今の夢や目標について、冷静に考え直してみたい方のための本です。「諦めたら試合終了だよ」と言いますが、本当にその夢や目標を追い続けるのがいいことなのか、疑問に思えることもあるはずです。
そんな人に対し、為末大さんは「好きなことだからやめないのか、今まで続けていたからやめないのか」と問いかけます。前者ならいいでしょうが、後者なら諦めることも選択肢に入ります。成功する見通しがあるなら続ける意味はありますが、そうでないなら違う選択肢も検討したほうが、人生が豊かになるかもしれません。『「今の人生」の横を走っている「別の人生」がある』という為末さんの言葉に響くものがあるなら、読む価値のある一冊です。
圧倒的に自由で快適な未来が手に入る!勝間式ネオ・ライフハック100
これは勝間和代さんが日頃YouTubeで発信しているライフハックを一冊にまとめたものです。動画は見るのに時間がかかりますが、書籍なら知りたい内容をすぐに読めるので便利です。時間管理やインプット・アウトプット、思考法、人間関係、片付けなど様々なジャンルについてのライフハックがまとめてありますが、内容はどれも合理的で現実的なものです。
内容の一部を紹介しますと、この本の5章ではチャンスをつかむ方法として、たくさんの人に会うことをすすめています。レジに並んでいる前後の人や、新幹線で隣り合わせた人など、ちょっとした機会を見つけて人と交流する癖がある人ほど新しい情報や知識を得やすく、成功しやすくなるからです。これはある意味「人ガチャ」のすすめでもあります。何事も試行回数を稼ぐことで成功確率が高まるので、それを以下に合理的に行うかが大事です。この本には、そのためのヒントがたくさん詰まっています。
まんがで身につく続ける技術
これは行動科学マネジメントを用いた習慣化のノウハウです。仕事も勉強もダイエットも、続けられなければ成功はおぼつきません。継続には意志が強くないと……と思うかもしれませんが、実は続けることと意志力は関係がないのです。
行動科学マネジメントでは、人間の行動は先行条件・行動・結果条件の3要素から成り立っていると考えます。つまり行動を変えたければ、行動が自然と変わるように先行条件を変えればいいのです。この本では一例として、毎日日報をつけるために「お気に入りのペンを使う」という先行条件を作り出しています。この本のノウハウを使えば望ましくない行動を減らし、望ましい行動を増やすことができます。行動が変われば習慣が変わり、そして人生そのものが変わっていくのです。
やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
この本の冒頭には「あなたを動けなくしているのはあなた自身の脳です」とあります。つまり、脳をうまく攻略することで、人は行動的になれるのです。行動するためには、やる気に頼ってはいけません。実はやる気とは、行動することで出てくるのです。
なのでこの本では、行動を起こす第一歩として「仮決め・仮行動」をすすめています。筋トレをしたいなら、とりあえず腕立て伏せ5回だけでもやってみる。一歩踏み出すことで脳からドーパミンが放出され、次の行動がしやすくなります。また、「試しに10秒だけやってみる」というアイデアもあります。このように、この本では行動を起こすハードルを低くし、自分を変えていくノウハウが満載です。今の自分に満足していない方・もっと行動的になりたい方にはぜひ読んで欲しい一冊です。
幸福の達人 科学的に自分を幸せにする行動リスト50
これは科学的に幸福を追求する学問「幸福学」の本です。どんな行動をとれば幸福感を増やすことができるのか、それは具体的にわかっているのです。この本では筋トレの伝道師・testosteronさんが幸せになれる50の行動について解説してくれます。
この本で紹介されている50の行動は、どれもハードルの高いものではありません。「モノよりも経験にお金を使う」「旅行の計画を立てる」「寄付をする」など、この本で推奨されている行動はどれもエビデンスのあるものなので、実行すればすぐ幸福感があがるのを実感できます。幸せになるためには大金を稼いだり、大きな目標を達成したりする必要はありません。その気になれば、今すぐにでも幸せを感じられることを教えてくれる幸福学の知識を得ることで、日々の充実感はまったく違うものになるでしょう。